お久しぶりです。
こんにちは。
ECLSMの佐藤です。
またまた、間が空いてしまいました….更新頑張ります。
その期間に私用ですが、香川に行く機会がありました。香川と言えば「うどん」がとても有名ですが、同じく有名な神社があります。それは、船乗りの方であれば一度は行くであろう「金刀比羅宮」です。
航海の神様、海の神様としての認知度が高いですが、実は農業殖産、漁業航海、医薬、技芸など、さまざまな神徳を持つ神様として、現在も厚い信仰を集めております。
金毘羅山の最大の特徴は、御本宮まで続く長い長い石段です。参道入口から御本宮まで石段の数は785段(奥社まで行けばなんと1,368段)。登るのはもちろん大変ですが、登り切れば景色が良く、清々しい気持ちになります。
ただ、運動不足の人は商店街においてある杖を2本借りた方が自身の為になると思います。想像しているより階段が急になっており、途中から足が上がらなくなり、辛いです。自分は大丈夫と思う人ほど借りる事を強くお勧めします。若い人が杖を使うのはちょっと….っと思いますが、若い人でも杖を使っておりますので、恥ずかしがる事はありませんよ。かくいう私も次回また登る機会があれば、杖を使います。
正直に言って辛かったです。特に帰りは足が小鹿のようにぷるぷると震えておりました。この記事を読まれた方は運動しろ! と思う方がいらっしゃると思いますが、その通りですので、運動を頑張ります。いつも下に張り付いておりますマスコットに変化? 消える? 等したら成功したのだと思ってください。
いつも通り前振りが長くなってしまいましたが、本題に入っていきたいと思います。以前までは工務部の業務、又ドライドックに焦点を当てて少し掘り下げてお話しました。今回からは船の設置されている機器についてお話ししていきたいと思います。
誰でも見たことはある船ですが、その内側、ましてや機関室までみた事がある人は、ほんの一握りだと思います。故に聞きなれない機器ばかりですので、今回は軽く説明して、次回から各機器に焦点を当ててわかる範囲で皆様にお伝え出来ればと存じます。ただ船は自己完結で全てを賄えるように数多くの機器が取り付けられておりますので、重要機器のみ紹介させて頂きます。
まずはその中で一番大切であり、船の心臓とも言える、主機です。主機とは、推力を発生させる装置の総称であり、その動力をプロペラに伝えて、プロペラを回しております。 (車でいいますと、タイヤを回すためのエンジンだと思ってください。)
主機にも色々と型式、大きさ、形、使用燃料の違い等…..で主機と一括りにしておりますが、説明しますと話が終わらなくなってしまうので、割愛させて頂きます。
次は、本船の電気をまかなっております、発電機です。発電機は電磁誘導の法則を利用して、機械的エネルギー(仕事)から電気エネルギー(電力)を得る機械(電力機器)であり、文字通り電気を発生させる機能を持った機械の総称です。発電機は主機にも劣らず大切な機械となります。
発電機が動かないとなると、停電状態となり、もちろん主機も止まってしまいます。上記では主機の事を一番大切だと言いましたが、本船に設置されている機器は船からすれば唯一無二のものばかりです。
昨今の近代化でいつでも/どこでも物を届けられる時代ですが、船は海の上を航海しているので、陸上と同じようなサービスを受けられない不自由な事ばかりですが、その中でしか味わえない体験/経験もありますので、船乗りを目指している学生さん達は、このまま進路を変えずに、頑張ってください。
急に話が変わりましたが、何かいい感じに纏めることが出来たと僕は思うので、今回は、この辺りで終わり、次回はボイラーの説明から初めていきたいと思います。
最後までご覧いただきありがとうございました。
佐藤
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