海運会社と言っても、大きく分けて、船を所有する業務、船を管理する業務、船を運航する業務の3つがあります。
そして、船を所有する業務を行う会社を船主会社と言い、船を管理する業務を行う会社を船舶管理会社と言い、船を運航する会社を運航会社と言います。
そして、また大きく分けて、次の3つの形態があります。
1)ひとつの業務に特化し、他の業務をしない形態
船を所有するだけで、管理や運航はしない、つまり純然たる船主会社
船を管理するだけで、所有や運航はしない、つまり純然たる管理会社
船を運航するだけで、所有や管理はしない、つまり純然たる運航会社
この場合、他の業務は他社に任せることになるので、次のような相関関係になります。
2)2つの業務(船の所有と管理)に特化し、運航をしない形態
船を所有し自らその船の船舶管理を行う会社、或いは、同じ資本グループの中で、これら2つの業務を行う企業グループ
この場合、運航は他社に任せることになるので、次のような相関関係になります。
3)3つの業務(船の所有、管理、運航)すべてを行う形態
自社、或いは、同じ資本グループの中で、これら3つの業務を行う企業グループ
この場合、すべてを自社、或いは同じグループ内で完結するので、次のような図になります。
そして、ECLシップマネージメント社は、イースタン・カーライナー社(ECL)グループの中で船舶管理を行っている会社になります。