お久しぶりです。

今回は、前回のブログで少しふれたB/Lについてお話します。

B/Lと聞いて何かと言われると私は貨物と引き換える引換券的なものかな?という程度で何となくでしか理解できていませんでしたが勉強していくと色々な役割があったので紹介します。

 

まず、B/LとはBil of Ladingの略で日本語では船荷証券と言われます。

B/Lは私の認識の貨物の引き換え券だけではなく、①から⑤のような重要な役割があります。

 

    貨物の受領を示す「受取証」としての役割

    「運送契約書」としての役割

    貨物の所有権があることを示す「有価証券」としての役割

    所有権を譲渡することができる「流通証券」としての役割

    貨物の「引渡証」としての役割

 

役割はこのように多くありますが、実際は誰が誰に発行してどのように売主から買主に貨物が行くのでしょうか?

図の通りの手順で、船会社が売主にB/Lを発行し輸出地銀行から輸入地銀行を介して買主に渡り、買主が船にB/Lを持って行き貨物と引き換えるという流れです。両者が遠方であり確実に精算を行うためにこの手順で行っているのです!

B/Lを介すことで精算のリスクは減るメリットはあるものの、稀にB/Lが買主に渡る前に貨物の方が先に到着してしまったり、B/Lへの貨物情報の記載ミス一つで貨物が受け取れないなど注意する点も多い様です。

前述したようにB/Lは貨物の価値と同じものです。

そのため、B/Lに記載している情報と貨物の情報の違い一つで受け取れなかったり、B/Lが手元にないので貨物を受け取れない等トラブルが起きてしまいます。

トラブルについて例を挙げてみましたがその他にも多くありトラブルの対応策も海運会社ではされています。

B/Lは海上輸送にとって重要な書類なので、取り扱いには十分注意が必要なのです。

まだまだ、B/Lについて書く事が沢山ありますが今回はB/Lはどんなものなのかを私の勉強した中で書きました。

次回は違った話題を勉強してブログに書きたいと思います!

 

日々勉強!

 

村上琢磨