Bloomberg によれば、
 
米ゼネラル・モーターズ(GM)が米国で販売している自動車のうち、約半数に当たる123万台は外国で生産され米国に輸入されている。これは日本のトヨタ自動車を上回る規模だ。これには韓国で製造される「シボレー・トラックス」や「ビュイック・エンビスタ」といった価格競争力のあるスポーツタイプ多目的車(SUV)が多く含まれている。したがってGMは、トランプ大統領が発動した25%の自動車関税により主要メーカーの中で最も大きな打撃を受け、最大50億ドル(約7200億円)の影響を受ける恐れがあるとし、通期利益見通しを下方修正した。
 
GMの株価は関税と経済の先行き不透明感が重しとなり、年初来で14%余り下落。米自動車大手メーカーの中では、関税リスクの最も小さいフォード・モーターの株価のみがプラス圏にとどまっている。

GMは価格転嫁ではなくコスト削減によって関税の影響の3割を吸収する計画で、ピックアップ・トラックなど一部のモデルを米国内の工場へ生産移管する方針だと、ポール・ジェイコブソン最高財務責任者(CFO)は語った。

韓国からの完成車は、4月3日から25%の関税が全面的に適用されている。またGMは昨年、中国からも約5万5000台を輸入しており、中国からの輸入には現在145%の高関税が課せられている。

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ソース: Bloomberg.com
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